今朝は晴れたので、少しだけ残りの接ぎ木をしました。
りんごと桜桃です。
桜桃の穂木はその場で採った紅岩木の枝をヒコバエ台木に居接ぎしたのですが、りんごの穂木は冷蔵庫でひと冬越したもの。
見た目もちょっとくたびれてしまっています。
水揚げしようかと考えましたが、以下の理由のためしませんでした。
2)細胞接着と組織癒合(ゆごう)に関する研究
http://www.biol.tsukuba.ac.jp/~plphys/shinobuhomepage/SSindex.html
これを読むと、穂側の物質(ジベレリンやオーキシン)が重要のように見えます。
もちろんそれ以外の栄養素なども必要でしょうから、水揚げをしてしまうと浸透圧で逆に流れてしまうのではないかと想像していました。
更に、最近になって以下の文章を見つけました。
樹の生命(NPO法人 樹の生命を守る会 会報)/樹の生命 No. 8/2.樹木の増殖 接木 IV
http://homepage3.nifty.com/kinoinochi/bulletin/08/tsugiki.pdf
『落葉樹は採穂して水揚げをしないで(水揚げをすると活着しなくなる)~以降略』
・・・ズバリそのものでした。
おそらく、挿し木の穂も同じだと思います。
水揚げするにしても清水ではダメで、樹液のような物質が用意できれば可能性があるのかもしれません。
果たして、りんごは活着するでしょうか??
良いことを知りました。
梅の穂木は貯蔵できないとは、知らずに使って多くの失敗をしていました。
水揚げも御法度とは、勉強になりました。
来年また出直します(^_^)。
> しおさん
人間でいう、生理食塩水のような液体であれば良いかもしれません。
思い当たるのは切花延命の薬剤くらいですが、やはり生きの良い穂木をそのまま継ぐのが一番でしょう。
かくいう私も 3週ほど前に、野鼠被害のミロバランがあまりにも萎れていたので、水揚げのうえ挿してしまいました。
萎れはなくなりましたが、未だに動きが無いので敗戦色濃厚です^^;