桃&ぶどう終了

北海道では朝晩10度を切る日が増え、朝のうちは息が白くなることもある状況です。
かなり秋の雰囲気になってきました。

我が家の桃とぶどうも十分に熟したようなので収穫しました。

桃&ぶどう

桃&ぶどう

左から黒いバラード,川中島,バッファローです。
黒いバラードは以前とったものより糖度が若干上がり、BRIX 19.8%になりました。
実が相当密集する品種のようで、早いうちに実の整理をしないと大きい実にならないように思えます。
来年はちゃんと房づくりをしないと駄目ですね。
かなり細かい作業になりそうな予感がありますので、小さい細工用のはさみでも用意しておいた方がいいのでしょうか・・・

バッファローも糖度が BRIX 19%まで上がりました。
現在は6号鉢の子苗なので、このくらいが限界なのかもしれません。
今年はテレキ5Cに接いでみましたので、登熟がうまく進んで来年芽吹いたら鉢増しして数年後の増収を狙う予定です。

バラード&愛甘水

オーロラ&愛甘水

梨のオーロラと愛甘水も限界のようで、全収穫をしました。
愛甘水は前回と変化はなし、オーロラは追熟前の予冷中です。

今年は少し追熟を短くしてみようかと思います。
追熟完了が楽しみです。

黒バラ&愛甘水収穫

2日ほどの晴れ間のあと、今日はまた雨となりました。
今年は本当に雨が多いです。

雨の中見回ると、黒いバラードの BIKOO袋だけ灰星が発生していたため、緊急で収穫しました。

黒バラ

黒バラ

まだ実に緑が残り、やはり早かったようで糖度も今一ですし酸も抜けきっていませんでした。
9/3に千田ぶどう園にお願いして黒いバラードを 3kg近く持ってきていただいたのですが、こちらは酸が抜けていてとても美味しかったです。

残りは紙のぶどう袋と裸ですが、もう少しぶら下げておいてから収穫しようと思います。

さらに、色づきが進んだ梨が見られましたので、1個だけ試しどりしてみました。

愛甘水

愛甘水

新品種のプチ愛甘水のようです(苦笑)
これはマシな方で、秋麗などではさくらんぼサイズのまま止まった実もあります。
今年はシーズン後半にとれるもの、特にりんご,梨類の玉伸びが悪く、全体的に大きいものがありません。
栽培技術も問題なのですが、前半のさくらんぼまではいい感じの大きさでしたので、勝手な分析では7月後半からの異常なほどの連続悪天が、さらに輪をかけているのかと想像します。

糖度はそれなりにあり、味が悪くないのが救いです。

りんごはもう少し先ですので、しばらくはできそこないの梨とプルーンがメインになりそうです。

ニューハニーあやかの収穫

いくみに遅れること約1週間。
ニューハニーあやかが熟したようなので、収穫してみました。

ニューハニーあやか

ニューハニーあやか

今年も小ぶりですが、例年より糖度も高くなかなか頑張っています。
食べると甘味は感じますが、それ以外の要素(食感,酸味,香りなど)が良くないので、評価が今一つなのは変わりません。
来年はどうしたものでしょうね。。。捨てるのはもったいないので、台木にして多品種接ぎにでもしましょうか。。。

周りを見ると、ぶどうの色づきも始まったようです。

黒いバラード

黒いバラード

初生りの黒いバラードです。
まだ黒には程遠いですが、収穫まではあと1ヶ月くらいでしょうか。。。
早く食べたいものです。

最後は、接ぎ木です。

佐藤錦

佐藤錦

春に接いだ佐藤錦ですが、頑張って成長中です。
他にも数週間前にテレキ5Cに接いだぶどうのバッファローも、芽が出始めてしまいましたw
落葉まで残り2か月。成長も期待ですが、なんとか登熟して欲しいものです。

・・・接ぎ木といえば、昨年試したオメガ接ぎの状況を書き忘れていました。

オメガ接ぎ

オメガ接ぎ

手接ぎ

手接ぎ

オメガ接ぎは梨、手接ぎはりんごです。
素人なのでへたくそなのはわかっていますが、オメガ接ぎの方が接合部が短いので少し心配な感じがあります。
テープの巻きを強くしたにも関わらず、上側に剥離が見られます。
数か所接ぎましたが、活着率は手でやるのと変わらない気がします。

簡単にできるので悪くはないですが、枝の太さを選ぶのが最大の欠点ですね。
我が家では、そこまで太い枝を接ぐことは珍しいです。
芽接ぎも出来ないので、やはりメインは手でやることになりそうです。

来月頭には、桃,りんごの芽接ぎをしようと思います。
桃は、まだ細いですが3本の LOVELLに昨年生き残りのサンゴールド,今年導入の野沢白桃,野村クイーンを接いで、保険苗を作ろうかと思います。

さくらんぼ終了&シンクイ被害始まる

おととい、最後のさくらんぼを娘たちととりました。
今年は防鳥ネットが効き、いい感じに収穫を迎えることができました。
来年に向け礼肥をあげて、秋まで休ませようと思います。

実は最後といいつつ、1つだけアレを残してあります。

月山錦

月山錦

触った感じではまだ完熟ではないですが、かなり大きく期待が持てます。
収穫は来週を予定しています。

すもも類はというと、防除はしているのですがいよいよシンクイが出始めたようです。

メープル

メープル

プルーンのメープルには、すでに食入のあとが見られます。
近くに庭木でプルーンを植えているお宅があるのですが、放置栽培になっていて害虫の発生元となってしまっているようです。
さらに、イチイの木はひどい赤枯れ=赤星病の温床となっていて、困ったものです。
おまけに剪定した枯葉は放置しているものだから、赤星の原因が周りに飛びまくり。。。

植物を植えるのはいいですが、中途半端な栽培は周りに迷惑をかけてしまいますね。
私も、注意しなくては。。。

…シンクイに加えて、モモにはアブラムシも出始めました。

筑波5号

筑波5号

実は、筑波5号(モモ台)の根さしから大きくした木なのですが、だいぶ大きくなってきました。
1本しかないので、来春は挿し木での増殖を試みようかと思います。

こちらは、次に収穫を迎えるであろう杏です。

紅太陽

紅太陽

紅太陽には十分色が乗っていますが、まだ固く収穫には早そうです。
数年前のあの濃厚な琵琶のような果実を、今年は味わえるでしょうか。。。
ゴールドコット,ハーコットは色が付いておらず、収穫まで2~3週間はかかりそうな気配です。

すもも類にシンクイが出始めているため、りんご,なしにも袋かけを行いました。

北斗ロイヤル

北斗ロイヤル

オーロラ

オーロラ

本来であればもう少し大きくしてからかけるところですが、虫の発生状況からすると限界という感じです。
品種によってはまだ親指ほどの大きさのものもありましたが、すべて袋かけしました。

余談ですが、今年BIKOOを久々に買いましたが、止めバンドがギザギザのついたプラバンドから針金タイプになってずいぶん使いやすくなりました。
M/Lは旧タイプが残っているので、ぶどうなどはしばらく旧タイプで行くことになりそうです。

最後はぶどうの黒バラです。

黒いバラード

黒いバラード

10日ほど前に花が終わり、小さいながらも実らしい形がうかがえます。
早生とはいえ、北国の路地栽培のため、収穫は9月後半くらいになってしまうのではないかと思います。

無事に熟すところまで持っていきたいところです。

接木、挿木、実生の結果

先週まで猛暑だった当地も、ここ数日は30度を切ってなんとか過ごせる陽気になっています。
とはいえ夏日を超えると毎日の水やりが大変で、鉢栽培には厳しい季節がまだまだ続いています。

…春に接いだ凍害佐藤錦ですが、なんとか着いたようで少しだけ成長を始めました。

佐藤錦

佐藤錦

台はダーレンを使っています。
あと2年もすると、数個は味わえるかと期待しています。

挿木の結果

挿木,実生の結果

こちらは、春に差した挿木と実生の苗の一部です。

挿木では、テレキ 4/10、ミロバラン 13/20の成績でした。
ダーレンはまだ鉢上げしていませんが、今のところ 6/10の生存です。
ただし、ほとんどがまだカルスのみという状況で、様子見といったところです。

今年は、挿木用土を鹿沼+ココピートに変えたので、少し成績が良くなったような気がします。

輸入した LOVELLも5個プランターに植えたすべてが発芽し、1個を除いて順調に育っています。
昨年、食べた桃の種を10個ほど植えましたが、こちらは1個のみ発芽。
発芽したのは、今は亡き白麗の種です。

ここ北国では、あと1月もすると秋の気配が感じられるようになります。

なんとか今シーズンにある程度育ってもらって、厳しい冬を越せる体力をつけてもらいたいと思います。