昨日、3倍数体の特徴を書きましたが、我が家で 3倍体と言えばすももの「貴陽」です。
「貴陽」といえば、なかなか収穫できない難しい品種として有名です。
「貴陽」は「小松(花粉)」×「太陽」から生まれた 3倍体で、花粉の稔性が低いことが判明しています。
花が咲いても大部分は核ができないため早期落果が激しく、他のすももと比べて大実であるなど、見事に 3倍体の特徴にハマっています。
さらに庭を見ていくと、さくらんぼの「月山錦」や「寿錦」が怪しいと思っています。
これらは中国で交配された品種ということで、「シナミザクラ(4倍)」×「甘果桜桃(2倍)」の交配の可能性が高いのではないかと想像しています。
特に「月山錦」は栽培されている方の記事を見ても早期落果が激しいですし、やはり大実と 3倍体の特徴に合致していると思います。
個人的な予想ですが、核果類の 3倍体は結実の確率がきわめて低いですから、母数を上げていくしか収量を上げる術はないのではないかと思います。
考えられる対策は花数を増やして、とにかく全部に受粉をすること。
もしくは、ジベレリンのような薬剤で安定させることではないかと思っています。
あとは、コルヒチンで処理して 6倍体にしてしまうとか。。。
これであれば有性生殖が安定して出来るようになるはずですから、収量も安定すると思っています。
安定して収穫できる「貴陽」や「月山錦」の 6倍体。。。
是非欲しいところです。
と色々書きましたが、我が家はまだ花が殆ど咲きませんから、花を咲かせることからですね。
頑張ります!