ホップの殖やし方

ここのところ、気温が大分高くなってきました。

ホップも大分ひこばえが出てきています。
周りのホップに巻きついたり、品種が混在してしまうので随時刈り取ってしまいます。

海外からの輸入では休眠期の根ざしという形で増やしますが、このひこばえを使っても増やすことができます。

親株とひこばえ

上が親株の Centennial、下にちょろっと見えるのがひこばえです。

ひこばえアップ

ひこばえは、根が必要なので親株から少し離れて根をつけて取りやすく、ポット養成でも問題ないくらいの大きさが良いと思います。

抜いたひこばえ

ひこばえを抜きました。
少し根がついています。

ポットに合わせ根をカット

今回は 12cmポットに入れるため、少し長すぎる根をカットします。

ポット株のホップ

こんな感じでポットに植えて、水をたっぷりやった後、日陰で養生させます。
数日はしおれたり復活したりしますが、うまく活着すればもすればしおれることもなくなり、そのうち元気にのびだします。

1週間ほど養生した後が、これです。

養生後

ちょっとだけ成長したようです。
今回は萎れることもなく、全く問題なく着きました。
もう、日差しを受けても大丈夫なので、日向に移動させてあげましょう。

# 処分したばかりなのに、また増やしてしまった。。。

さて、親株の方はというと。。。。

Centennial花芽

既にかなり伸びて、花芽も着き始めました。
今年は爆発したように山のような花芽が付いているので、相当な鞠花が眺められそうです。

なぜか Centennialのみで、Mt.Hood, Spalt Select, Fuggleにはまだ花芽がありません。
Centennialは早生なのでしょうね…

さくらぼの色づき

春の遅かった北国でも、早生の紅さやかがやっと色づき始めました。

紅さやか

少し樹勢が弱くなっているのに実つきが良いため、すでに7割くらいの嫡果をしています。
来年に向けて体力をつけてほしいところです。

愛甘水

和なしの愛甘水は花芽が少なかった割に、咲いた花の殆どに実がなっています。
花が多かったのに、殆ど実が付かなかった洋なしのオーロラとは対照的です。

蜂屋の花芽

植え付けから4年ほどたって、はじめて柿の蜂屋に花芽が付きました。
桃栗3年,柿8年のことわざ通り、実がなるまで時間がかかりますね。
ただし、受粉相手がいないので実はつかないかもしれません。
国華園のカタログでは、1本でも成ると書いてあったのを信じたいと思います。

ブラックキャップの花芽

こちらは昨年咲かなかったラズベリーのブラックキャップです。
今年はかなりの花芽が見られるので、味見ができそうです。

木イチゴ類は味が美味しくても灰色カビ病で育てづらかったり、育てやすくても味が今一つだったりと、なかなかこれという品種がありません。

ブラックキャップが美味しかったら、鉢増しして育てたいと思うのですが、味次第ですね。
早く食べてみたいです。

梨の幼果

今年はパッとしない天気が続きさくらんぼに灰星が多発しているため、朝から防除です。
防除が終わり梨を見てみると、幼果がチラホラと見えます。

オーロラ

オーロラ、愛甘水には幼果が見えます。
オーロラはあれだけ咲いたのに、大部分の花は落ちて数個の実が見えるだけとなりました。
愛甘水は逆に少ない花でしたがほとんどが結実しているようで、摘果をする必要がありそうです。
昨年のリンゴのようにシンクイにやられないよう、今年はちゃんと袋掛けして収穫までこぎつけたいと思います。

ふくろみ(ソルダム)

ソルダムには、多くのふくろみが発生しています。
大石中生,ニューハニーあやかにも少し見られます。

今年は、開花前の防除が良くなかったようです。
来年は、ちゃんとしようと思います。

プレジデント

プルーンも幼果が見え始めました。
プレジデント,ローブドにはそれなりの数が見られます。
結構咲いたスタンレイは今年も全滅です。
花期も問題なかったですし、他のプルーンが結実しているのに、スタンレイだけが結実しないのはよくわかりません。

ホップ

ホップもだいぶ育ち、脇目が見え始めました。
育ちの悪い Fuggeを除いた品種は、高さもすでに私の背を超え、来月頭には頂上に達してしまいそうな勢いです。
今年は、それなりの量のホップが取れそうな気配です。
あとは病気が心配です。
背が高く登録されている農薬が少ないため、家庭での防除はほとんどできないと思います。

他の果樹もそうですが、晴天が続くことを期待するばかりです。

今年も灰星か。。。

庭のさくらんぼですが、昨年に続き灰星が見られるようになりました。

北海道病害虫防除所でも、平成23年度予察情報第 4号として『注意報第2号(オウトウ灰星病)』が出ているので、今年は多そうな気配です。

昨年に比べても防除回数は多めにしているのですが、なぜか今年は病気が多い気がします。
虫の方もアブラムシはだいぶ少なくなったのですが、今度はカメムシが多くみられるようになりました。

週末が晴れたら、また防除です。

りんごも開花

梨に遅れること1週間ほどで、りんごも咲き始めました。

アルプス乙女

相変わらず多くの花が咲いています。
樹勢が弱いのが心配です。
今年は、摘果を強めにして養生させようと思います。

トキ

花芽は多くありませんが、トキも咲きました。
金星、ふじもあと少しで咲きそうです。

紅妃

こちらは受粉相手のいない、可哀そうなキウイの紅妃です。
受粉相手がいないにも関わらず、今年は多くの花芽を付けました。
できれば受粉相手(早雄)をもう一度植えたいのですが、それだけで通販で買うのもなんなので、躊躇してしまっています。

さくらんぼの方は花期も終わり、実が見え始めました。

紅岩木(さくらんぼ)

昨年一番美味しかった紅岩木は、結構な量の実が見えます。
このまま熟してくれれば嬉しいのですが。。。

寿錦(さくらんぼ)

一輪だけ咲いた寿錦ですが、受粉をがんばったにもかかわらず今年はダメみたいです。
来年に期待です。

紅さやか(さくらんぼ)

紅さやかは、昨年に続き今年もあり得ないほどの花を咲かせました。
樹勢が弱くなっているようなので、少量だけ残し養生させようと思います。

昨年ダメだったアメリカンチェリーも、今年は多くの花を咲かせ、実も多く見えます。
大桜夏,佐藤錦など他の品種も結構な花が咲いたので、うまくいけば今年は沢山収穫できるかもしれません。
昨年のように灰星で全滅しないよう、防除の回数を多めにしてなんとか収穫までこぎつけたいところです。