休眠保存枝接ぎの難しさ

今春初めて休眠保存枝の接ぎ木をしたのですが、あまりにも成績が悪く非常に残念な結果となってしまいました。

○保存枝(野菜室で保存)
桃⇒15箇所中、脱落11。4箇所は生死不明で未だ動きなし。
プラム&プルーン⇒7箇所中、脱落6。1箇所微妙。
桜桃⇒2箇所中、脱落2。
梨⇒6箇所中、脱落2。
りんご⇒3箇所中、脱落0。
キウイ⇒2箇所中、脱落2。

○春に採取した枝
すもも⇒2箇所中、脱落1。
杏⇒2箇所中、脱落1。
桜桃⇒2箇所中、脱落0。

保存枝

春採取枝

腕が未熟なうえに、保存方法が悪かったようです。
ラップでくるんで野菜室だったのですが、チルドの方が良かったのかもしれません。

りんご,梨は予想通り成績が良いのですが、噂の通りに桃はびっくりするくらい難しく、大部分は蒸散に負けてしまいました。
後半の接ぎなおしでは先端までパラフィルムで巻く方法に切り替えましたので、もしかしたらこの先動きがあるかも知れません。(淡い期待ですが。。。)

多種の穂木を頂いたのに残念なのもありますが、未熟な腕といい加減な管理で無駄にしてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです。
もし次回があるようであれば保存方法も含めて、もう少し方法を考えてみたいと思います。

桃挿し木

こちらは、保険の挿し木です。
桃1品種とネクタリン1品種(各1本ずつ)とキウイの大部分(5本くらい)が、まだ生きています。
残念ながら、すもも類は全滅。
今シーズンの一番の目標だった月光の再導入とあかつき系桃の新規導入は、叶いませんでした。

なんとか、生き残った挿し木苗を上手く育てたいと思います。

朝から接ぎ直しなど…

今日は、朝から接ぎ木で着かなかった枝を落とし、接ぎ直せるものは再度接ぐ作業をしました。

桃の接ぎ木

桃の接ぎ木はかなり難しいようで、既に半数近くが脱落組となってしまいました。(TT)
穂木が残っているものは接ぎ直しを行いましたが、厳しそうな気配です。
せっかく頂いた穂木も生かせず、申し訳ありません。

今現在の脱落率は、プルーンが50%,日本すももが 25%,あんずが 0%,梨が 20%,りんごは 0%と言ったところです。
あんずは雪害枝の自己接ぎのためか、着きが良いように思えます。

蜂?

気温も高くなってくると、訪花昆虫がかなりの数やってきます。
狭い庭に、十数匹は飛びまわっている感じで、大きいのから小さいのまで4種類くらい来ているようです。
天気の良い日は、無理して私が受粉するまでもなさそうです。

ブルーフル

日本すももに続き、プルーンのブルーフルも満開を迎えました。
プレジデントも既に咲いていますので、あとはメープルとサンプルーンだけです。

ふと足元をみると、面白いものを発見しました。

ひこばえダーレン花芽

3L佐藤錦の台に少し残したダーレンに、花芽が付きました。
どんな花が咲くのか、楽しみです。

挿し木の育苗カバーを外す

北海道も暖かい日が多くなり、最低気温も5℃を切るような日が無くなりました。
しばらくは最高気温も20℃近くの日が続き、今日は曇り時々雨と言う予報だったので、思いきって育苗カバーを外しました。

コルト

大連

桜桃台木のコルトと大連です。何れも貧弱な細枝を挿しています。
昨年はコルトは全滅,大連は50%程度の活着でしたが、今年はどうなるでしょうか??
今年は全く同じ処置で挿してありますので、挿しやすさの比較ができそうです。

山葡萄

こちらは先月採ってきた山葡萄(かもしれない)です。
2本採ってきたのですが、どちらも動きが見られます。

桃&ネクタリン

台木不足で接ぎきれなかった桃&ネクタリンも、挿し木にしてあります。
一部芽は出始めましたが、活着してくれるでしょうか。。。

早雄

雄キウイの早雄です。
紅妃に高接ぎもしてありますが失敗してもリカバー出来るよう、挿し木も作ってみました。
高接ぎの方は、まだ動きがありません。

りんご台木

昨シーズンは、野鼠に派手にやられたりんご用の台木です。
今シーズン雪囲いを出すときには、ちゃんと殺鼠剤を入れようと思います。

すもも開花

今日も花冷え。日中も9℃くらいまでした上がらないようです。
今朝は久々に暖房を入れてしまいました。

そんな寒さの中、すももの開花が始まりました。
1番手は、彩の姫です。

彩の姫

まだ他のすももは咲いていませんので、悪あがきで散りかけのあんず(ハーコット,紅太陽)と受粉してみました。

紅さやか

桜桃の一番手、紅さやかも満開となりました。
こちらは、数輪咲いている紅秀峰の横に移動し受粉させていますが、花数が1対50くらいなので結構厳しい状況です。

…こちらは、なぜか北海道では桜よりかなり遅い開花となる桃です。

桃夭

あまとう2号

白麗

大玉白鳳

新苗のうち、桃夭,あまとう2号,白麗には花芽が残っていて動きが見え始めました。
既存苗の大玉白鳳の方は動きが遅く、まだつぼみが堅そうです。

新苗の結実はそれほど期待していませんし生育には良くないとわかってはいるのですが、それそれ1個くらいは生らせてみたいと悪い虫が騒ぎ始めました。^^)

植え替えの続きなど。。

昨日に続き、今日も植替えに励む予定でした。
しかし、途中で愛用のパーライトが無くなってしまい、やむなく断念。
本日の植替えは昨年末導入の桃苗と、先日の佐藤錦系桜桃接ぎ木苗の鉢増しだけで終了となってしまいました。
今度の週末までにパーライトを調達しなければ。。。

桃苗は現在の根量や太さに合わせ、米倉金桃とサンゴールドを 10号に、白麗と桃夭を 8号としました。
1年間越冬まで行った上で、今後のサイズや栽培方法を考えたいと思います。

時間が余ってしまったので、動きの早いと思われる桃、すもも類、あんず、桜桃に石灰硫黄合剤の塗布と、梨の接ぎ木をしました。
合剤を使わないと痛い目を見るすもも類、桃の対処が終わったので、とりあえず一安心です。

残念ながら、作業の写真はありません。

それじゃなんなので、先月の室内挿し木の中間結果です。
ダーレンは、40日ほど経過したところで腐ってしまい失敗。
りんごは、こんな状況です。

りんご接ぎ差し~3週間経過

台芽も出ていますが、穂木の芽も出始めました。
まだ、根が見えません。
根が確認できるか台芽の勢いが強くなったら、台芽を掻き取りたいと思います。
あと1月もすれば、結果が出るかと思います。
個人的には気に入っている品種なので、成功を期待しています。

来週末はりんごぶどうの植替えと、接ぎ木の予定です。
まだまだ忙しい日が続きそうです。