2012用 新苗第1弾

新苗第1弾の桃(桃夭,白麗)が届きました。

桃苗

白麗はもともと狙っていたのですが、合わせて早生の桃夭を買いました。
ネットでも桃夭の収穫情報はなく、どんな味なのか想像もできませんが、数年後には是非食べてみたいと思います。

この時期の苗ということで、もちろんポット物になるわけですが、早くもほとんど葉がありませんでした。
来年、上手く芽吹くか少し心配な状況です。
近いうちに8号に植えて、ガレージ越冬で来年に臨みたいと思います。

筑波5号の耐寒性

探していた筑波5号の耐寒性に関するドキュメントを見つけました。

モモ台木品種‘ひだ国府紅しだれ’の育成とその特性

これをみると、耐寒性は以下のようになるようです。

HM1 >> 長野野生桃台 >> 筑波5号 ≒ ネマガード >> おはつもも

おそらく、富士野生桃台も長野野生桃台と同じくらいかと想像します。

樹勢は以下の順になります。

長野野生桃台 >> 筑波4号 >> おはつもも >> HM1

なお、福島天香園のカタログでは、筑波5号の特性は4号と似た感じで、樹勢はおはつ桃 >> 筑波5号 >> 筑波4号の順と読めます。

現時点では、寒冷地用として野生桃台か筑波5号を選ぶのが良さそうです。
Lovellもネマガードより耐寒性が強いと書かれているので、悪くはなさそうです。

寒冷地での桃の栽培

色々探していたら、こんなプレゼンテーションを見つけました。

Growing Peaches In Climate Zone 5

Dave Wilson Nurseryを見ても Lovellという台木の耐寒性は強いようですが、線虫抵抗性はなしでバクテリアキャンカーには抵抗性のようです。

Rootstocks: Advantages/Disadvantages

地植えメインではないので、鉢栽培であれば線虫は無視してもよさそうですので、手に入るなら Lovellもありかなと思えます。
ちなみに、Nemagurd, Lovellはネットで種子が購入できるようです。
根差しが上手く出来なかったら、このあたりを買ってくると言う手もありそうです。

HM1も来年には出てきそうですし、あとは品種ごとの特性(耐寒性)がネックになります。
こればかりはまとめて書いてある文献がないので、栽培してみる以外方法がありません。

今回導入する品種が強いといいのですが。。。

カタログさらに…

福島天香園さんからもカタログを送っていただきました。

福島天香園カタログ

とにかく桃が豊富で、読んでいると桃の苗木が買いたくなる依存性のありそうなカタログです。
台木はおはつ桃だけではなく、一部品種では筑波4号/5号(わい性台)が選べるようです。
筑波系は挿し木で増殖できるようなので、導入優先度が上がります。
耐寒性はネットでしらべたところ、筑波1号の耐寒性はあまり良くないという記述は見つかりましたが、筑波4号/5号については残念ながら情報が見つかりませんでした。

# どなたか知っている方がいらっしゃいましたら、教えてくださいm(__)m

桃に関しては、来年には天香園さんから念願の HM1台木が出てきそうなので富士野生桃台にはこだわらず、既存の大玉白鳳を含めてうまく8月上中旬あたりから9月終わりくらいまでカバーできるよう品種を選んできたいと思います。

カタログ届き始める

今朝は3℃まで下がり、トマト,キュウリの撤収を済ませました。
毎年燃えるごみで捨てていたのですが、今年からホップの横の空いている場所と使っていない鉢を使って、堆肥化をしようと思います。
とはいえ、冬は冷凍保存になる世界なので、実際に堆肥化するのは相当先になると思いますが。。

さて、種苗業者からカタログが届き始めました。

カタログ

今のところ3冊ですが今桃を増やそうとしている私の目についたのは、このあたりです。

天香園さん:
寒冷地に適する桃台木のHM1(ひだ国府紅しだれ)の栽培が始まったようで、我が家のように寒冷地での栽培者には、来年以降の苗木に期待ができます。
早生しなのは紹介のみ、中生しなの(ワッサー), 白麗がカタログ落ちしてしまいました。気になっていたので、少し残念です。
すももは、恐竜のたまご,サマービュート,サマーエンジェル,彩の姫が新しく追加されたようでした。

イシドウさん:
桃紅というももが目新しく、気になっています。
すももは、サマービュート,サマーエンジェルが新しく追加されたようでした。

既に中山ぶどう園さんには「黒いバラード」を頼んであります。
その他は、もう少し悩んでから決めようかと思います。

最後にこれ。
赤いですが、ケルシーです。

赤いケルシー

完熟まで持っていくと、こんな色になるんですね。
糖度は少し低く BRIX 14でしたが、食感は柔らかく果汁が垂れるほどで、大石のようでした。
皮も柔らかく、そのまま食べることができました。

今までケルシー,秋姫は皮が厚く剥いて食べるものと思っていましたが、完熟ではこうなるんですね。。。
緑の段階で 15度以上の糖度のものを完熟させたらと思うと。。。
来年は、高糖度大玉で実現できるといいなぁ。。。