2倍3倍4倍6倍…

冬の間は雪のために樹を触ることができないので、もっぱら妄想園芸を楽しんでします。

今日は、さくらんぼの台木を考えてみました。
※専門家ではないので間違いだらけかもしれませんが、妄想なのでキビシイつっこみはご遠慮ください(^^;)

さくらんぼの台木と言えば、青葉,コルトがメジャーですが、これらは3倍体です。
スーパー6は、コルトをコルヒチンで倍数化して6倍体です。

甘果おうとうは2倍体,酸果おうとうは4倍体,暖地おうとうをはじめとする中国実桜(シナミザクラ)は4倍体が基本のようです。

倍数体は細胞内の核が大きいため大木,大実になりやすいようですが、度を超えて倍数化すると今度は生育が悪くなったり、ワイ化したりするそうです。
そして、奇数の倍数体では減数分裂がうまくおこなえないため、生殖能力が著しくおちます。
※3倍体では染色体が1つや2つの花粉ができるようですが、稔性が非常に低いようです。おそらく対になる卵細胞も、おなじことがいえると想像します。

コルトの品種登録情報を見ても、花が咲いても実がならないようで、3倍体らしい特徴を示しています。
対して6倍体では減数分裂が正常に行えるので、通常の有性生殖が可能です。

もしかしたら、スーパー6と何かをかけ合わせると、良い台木ができるかもしれませんね。
確率は低そうですが。。。

最近話題のダーレンですが、イシドウさんのカタログによるとシナミザクラ+東北山桜とのことで、東北山桜が2倍体であれば 3倍体なのかもと考えています。
ダーレンが3倍体であれば、倍数化すればスーパー6のような特徴が出るかもなどと、ついつい夢のようなこと考えてしまいます。

設備と時間があったら、試してみたいものです。

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