植替え開始

まだ庭に若干の雪が残るものの、一通りの鉢が動かせるようになりましたので、先日届いた桃苗2本+和梨1本を植えました。

2012新苗

はじめは全て10号にしようと思ったのですが、特に桃苗が細目だったため桃苗のみ 8号からスタートにしました。
和梨も細めですが、手持ちの 8号がないため 10号からのスタートです。

桃は筑波5号台,和梨は豆梨台でしたので、ついでに少しだけ根差しをしてみました。

根差し

筑波5号は挿し木でも増やせる上、桃以外の果樹との親和性も高と言われており、個人的に興味があります。
我が家には桃の台木がないため、是非成功してほしいところです。

ついでに、動きが早いと思われるプラム類,桜桃類のうち、導入から数年たったものを植え替えました。

本日植替えたのは、以下のものです。(個人メモ)

プラム類:いくみ,バイオチェリー,プレジデント
桜桃:黒砂糖錦,コルト,S6

黒砂糖錦(青葉台)はまだまだ余裕のようでしたが、コルト,S6は既に根がパンパン。
流石はコルトとS6と言いたいところですが、どおりで生育がおもわしくないわけです。
植替えついでにコルト,S6はヒコバエを分離しました。

ヒコバエ+α

落ち着いたら、このうち1本に紅岩木を接ごうと思っています。

あと数本プラム類の植替えが残ってしまいました。
これが終り次第りんご類、その後に葡萄,キウイの植替えが待っています。

芽動きまでにどれだけ植え替えられるかと、石灰硫黄合剤をまくことができるかで、今季の成績が決まってきそうです。

野鼠被害苗

雪囲いの奥まで入れるようになったので、一番奥に置かれていた野鼠被害にあった幼苗の状況がやっとわかりました。

ローブド幼苗

被害樹の一部

ミロバラン29C

被害はかなり重篤で、下部の樹皮が3~40cmほど無くなっています。

自作苗のアンビシャスも被害を受けましたが、こちらは原木がありますのでまだ気が楽です。
ローブドも自作苗ですが、既に母樹を廃棄してしまいましたので、こちらは危機的状況です。
ミロバランの苗も元のひこばえを切除したため、現存するものが唯一のものになってしまっています。
急遽、残った上部を切り戻しがてら、ミロバランは挿し木を,ローブドは接ぎ挿しををしましたが穂木の状況が悪く、どうも分が悪そうです。
これらは、復活を祈らざるを得ません。

それ以外も、ひこばえ類(ダーレン,コルト,S6など)は全て上部が無くなり、今季使うはずだった台木も大部分が無くなってしまいました。
JM7、りんご実生苗も枝に大きな被害を受けてしまいました。

子供たちのイチゴの苗も、クラウンが無くなっていました。

幼苗でも、ダーレン挿し木苗は玄関フードで越冬のため、難を逃れたのが唯一の救いです。
台木養成が急務になってしまいましたので、今季は頑張って挿し木に励みたいと思います。

野鼠恐るべし…鼠が一気に嫌いになりました。

採穂始める

今年は本当に寒く、今朝も -2℃。
そんな中、一部の鉢が地面から剥がせたので移動を開始しました。

一部だけ出せた鉢

鉢が少しでも出せれば雪囲いにもぐりこんで作業ができるため、手の届く範囲で穂木集めを始めました。
もちろん取るべき穂木が全部とれるわけではないですし、こちらですと路地の挿し木や接ぎ木もあと1~2週間ほど先になりそうなため、取った順にラップで巻いてチルドルームに直行です。

今年は非常に状況が悪く貧弱な穂木ばかりになってしまい心配は尽きませんが、なんとか使えることを期待します。

今年の冬は。。。

大分雪解けも進み、やっと鉢が見えてきました。
我が家の果樹は、雪囲いと外で越冬させているのですが、今シーズンは被害甚大でした。

雪害による枝折れ(紫峰)

外越冬組でもすもも、杏類は枝折れが多く、秋姫,ニューハニーあやか,彩の姫,紫峰,紅太陽に大きな被害が出ました。
りんご、梨類は枝が柔軟なためか被害は少ないですが、それでも若干の枝折れが見られます。

雪囲い組も野鼠被害が多く、りんごにいたっては外越冬のものまで食害を受けています。

果樹類の鉢はまだ地面に凍りついて動かせんませんが、育苗ポットのトレイが動かせました。
この中に入っていた桜桃台木は、除雪のときに誤って折ってしました。

桜桃台木

せっかくなので、オメガカッタ―での接ぎ木第1号になっていただきました。

初オメガカット-桜桃

穂木は、昨年頂いたものを使用しました。
長い間冷蔵庫で冬眠していたためか、芽が動きたくてウズウズしていたようで、芽の先端が少し緑がかっていました。

佐藤錦系が大好きな長女が育てる予定なので、動き始めたら鉢増ししてあげようと思います。

春を待ち切れずに。。。

北海道も大分春めいてきましたが、いまだに庭には30cmくらいの積雪があります。
先日も苗木屋さんから「今年は雪が多いでしょうから、4月送りにしますか?」と電話を頂きました。
もちろん、4月に伸ばしていただきました。
鉢も土も出せませんし、土は出せても凍っているでしょうから。。。

皆様のブログを拝見しますと、すでに挿し木,接ぎ木も終了し、花も咲いているようで羨ましくなり、私も待ち切れずに家の中でちょっとだけ挿し木をしてみました。

一足早い挿し木

左は、今日差したりんごの接ぎ差しです。
雪害で折れてしまった台木の枝を台にして、頂き物の穂木を使って接ぎ差しにしました。
今シーズンは本当に雪が多く、我が家も被害甚大でした。
今回はビーカー栽培とするので細い台木と穂木を使用したため、オメガカッターを使わずに手で切接ぎにしました。

右は、10日ほど前に差した大連台です。
芽がちょっと動いているようです。

居間に置くため土を使うわけにいかず、どちらも 100円均一のセラミスもどきに差してみました。

居間の気温は常に20~25度程度で、発根には良いのではないかと思います。
うまく発根して、ビーカーから見えるようになってほしいものです。